【第52回社労士試験】ふりかえり(27)_<択一式>厚生年金保険法法③・問3について
思い込みを疑え!
正しいもの(誤っているもの)の組合せはどれ?
この出題パターンに苦手意識あり。
1.出題問題*1
[問3] 正しいものの組合せはどれか。
ア 厚生年金保険の保険料は、
- 被保険者の資格を取得した月は、
- その期間が1日でもあれば徴収される
- 資格を喪失した月については徴収されない
- 月末日で退職したときは、
- 退職した日が属する月の保険料は徴収されない
イ 特定被保険者*2が始動した日から起算して、
- 1か月以内に被扶養配偶者*3から3号標準報酬改定請求があったとき、
- 当該特定被保険者が死亡した日に3号分割標準報酬改定請求があったとみなす
ウ 厚生労働大臣は、滞納処分等その他の処分に係る納付義務者が、
- 財産を隠蔽しているおそれがあるため、
- 財務大臣に、
- 当該納付義務者に関する情報を提供するとともに、
- 当該納付義務者に係る滞納処分の権限の
- 全部又は一部を委任することができる。
エ 日本年金機構は、滞納処分等を行う場合には、
- あらかじめ、厚生労働大臣の認可を受けるとともに、
- 滞納処分等実施規定に従い、
- 徴収職員に行わせなければならない。
オ 障害等級3級の障害厚生年金の受給権者の障害の状態が、
- 障害等級に該当しなくなったため、
- 当該障害厚生年金の支給が停止され、そのまま3年が経過した。
- 65歳に達する日の前日までに、
- 障害等級3級に該当する障害になったとしても、
- 当該障害厚生年金は支給されない。
■組合せ
A:(アとイ) B:(アとオ) C:(イとウ) エ:(ウとエ) オ:(エとオ)
2.答え合わせ
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私は自信のある正しい記述を1つ見つけて、それと組合せになっている記述を正しいものの候補にして、比較して解くことが多いです。
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私は、イが正しいと判断(結果、ここの判断が誤りで、ぴえん)。
イと組合せられるのは、アとウ。この二つを比較して、アが明らかに誤りであるとわかった。
ウが正しいとし、Cを選択(前述のとおり、イは誤りのため不正解)。
正しい記述は、エである。
よって、正解の組合せは、D(ウとエ)になる。
<その他ポイント>
□アについて(誤った記述)
- 資格の喪失は退職した翌日
- 月末日に退職した場合は、退職した月は被保険者期間となる。
- よって、保険料は徴収される
□イについて(誤った記述)
- 請求があったとみなすのは、死亡した日の前日
□ウについて(正しい記述)
- 財務大臣に委任する時の要件は、次の3つがある。
- 納付義務者が財産について隠ぺいしている恐れがある。*4
- 納付義務者が24か月分以上の保険料を滞納している。
- 厚生年金保険法上による滞納金額が5,000万円以上である。
□エについて(正しい記述)
□オについて(誤った記述)
- 3級不該当になり、3年経過すると失権
- ただし、3年経過した日において、65歳未満である場合は除く。
- 65歳に達する前日までに障害等級に該当するに至れば支給は再開。
使用したテキストだけでは自信がなかったので、参考しました。
3.まとめ
私の敗因(ぴえん)は、誤っている記載を正しいと思い込んでしまったこと。
内省するのであれば、以下の流れでも確認を取ること。
- 正しいと思われる記述との組合せとなる記述を比較。
- 比較して正しいを判断した記述と組合せ可能な記述も検証
- もし検証してみて正しいかもと思えるなら、
- 一番最初に正しいと選んだ記述を疑い、比較をする。
伝えたいことが上手に言語化できていないと思います。
要は「自分は思い込みをしていないか?」と自分自身を疑えるかどうかである。
とある医師もおっしゃってました。
- 「今の自分の意見を疑え!反証しろ!!」
次回の記事は、引き続き以下にて。
- 択一式)厚生年金保険法
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