【第52回社労士試験】ふりかえり(37)_<択一式>健康保険法・問3について
運よく正解?!
でも当てずっぽうでなく、よく読み考え、正解の確率を上げよ。
1.出題問題*1
[問3] 正しいものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。
ア 伝染病の病原体保有者については、
- 病原体の撲滅に関し特に療養の必要があると認められる場合には、
- 自覚症状の有無にかかわらず病原体の保有をもって
- 保険事故として疾病と解するものであり、
- 病原体保有者が隔離収容のため労務に服することができないときは、
- 傷病手当金の支給の対象をなるものとされている。
イ 指定訪問看護は、
- 末期の悪性腫瘍などの厚生労働大臣が定める疾病等の利用者を除き、
- 原則として利用者1人につき週5日を限度として、
- 受けられるとされている。
ウ 配偶者である被保険者から暴力を受けた被扶養者は、
- 被保険者からの届出がなくとも、
- 婦人相談所が発行する配偶者から暴力の被害を受けている旨の証明書を添付して
- 被扶養者から外れる旨を申し出ることにより、
- 被扶養者から外れることができる。
エ 所在地が一定しない事業所に使用される者で、
- 継続して6か月を超えて使用される場合は、
- その使用される当初から被保険者になる。
オ 被保険者*2の被扶養者である配偶者に
- 日本国外に居住し日本国籍を有しない父がいる場合、
- 当該被保険者に生計を維持している事実があると認められるときは、
- 当該父は被扶養者として認定される。
A(アとイ) B(アとウ) C(イとエ) D(ウとオ) E(エとオ)
2.答え合わせ
試験当日、ウは正しいと判断(テキストで読んだ記憶あり)。
残りペアになっているのは、アとオ。
被扶養者の要件で、配偶者の父については生計維持のほかに、同一世帯要件があることを思い出し、オは誤りと判断。
アは正しいのか?私は病原体の保有については知識なし。
念のため残りも確認結果、
イ:知らん。
エ:所在地が一定はダメだったはず!
といった経緯で、アが正しいと判断。
はい、正解は、B(アとウ)。
<その他ポイント>
□アについて(正)
□イについて(誤)
- 原則は利用者1人につき、週3日(5日ではない)。
- 指定訪問看護とは、看護師等が行う居宅における療養上の世話又は必要な診療の補助をいう。
- 上記の「看護師等」に医師は含まれない。
□ウについて(正)
- 被扶養者から外れる場合は、被保険者からの届出に基づく。
- 暴力をしてくる配偶者の被保険者から被扶養者から外れたい場合、
- その届出は期待できない。
- 本記述は、そんな事情をお持ちの方のための取り扱いになる。
□エについて(誤)
- 所在地が一定しない事業所に使用される者は、被保険者にならない。
- 季節的業務に使用される者は、4か月を超えて、
- 臨時的事業の事業所に使用される者は、6か月を超えて、
- 当初から継続して使用されるべき場合は、当初から被保険者となる。
オについて(誤)
- 被扶養者の要件
- 日本国内に住所を有するもの
- 外国に留学する学生その他日本国内に生活の基礎があるもの
- あと被保険者との生計維持等の要件あり。
- 被扶養者の父の場合、生計維持と同一世帯の要件も満たす必要あり。
3.まとめ
運良くでもいいんです、正解なら。
すべてを覚えることは不可能、完璧は目指してはいけない。
その分、正解になる確率を上げるために何をしたらいいかも考えよう。
次回の記事は、引き続き以下にて。
- 択一式)健康保険法
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