【第52回社労士試験】ふりかえり(39)_<択一式>健康保険法・問5について
これは、落としてはいけない基本問題だ(かも)。
「?」だった人は、是非とも復習をば。世の中的にも基本事項らしい*1。
1.出題問題*2
[問5] 正しいものの組合せは、後記AからEまでのどれか。
ア 被扶養者の要件として、
- 被保険者と同一の世帯に属する者とは、
- 被保険者と住居及び家計を共同にする者をいい、
- 同一の戸籍内にあることは必ずしも必要としないが、
- 被保険者が世帯主でなければならない。
イ 任意継続被保険者の申出は、
- 被保険者の資格を喪失した日から20日以内
- 保険者は、いかなる理由がある場合においても、
- この期間を過ぎた後に受理はできない
ウ 季節的業務に使用される者について、
- 当初4か月以内の期間において
- 使用される予定であった業務の都合その他事情により
- 継続して4か月を超えて使用された場合には、
- 使用された当初から一般の被保険者となる
エ 実際には労務を提供せず
- 労務の代償として報酬の支払いを受けていないにもかかわらず
- 偽って被保険者の資格を取得した者が、
- 保険給付を受けたときには、その資格を取り消し、
- それまで受けた保険給付に要した費用を返還させることとされている
オ 事業主は、
- 被保険者に支払う報酬がないため保険料を控除できない場合でも、
- 被保険者の負担する保険料について納付する義務を負う
2.答え合わせ
この問題は比較的容易な問題だったかと。
正しい記述はエとオなので、正解は、E。
<その他ポイント>
□アについて(誤)
□イについて(誤)
□ウについて(誤)
- 季節的業務は当初から継続して4か月を超えて使用される、
- 臨時的事業は当初から継続して6か月を超えて使用される、
- 上記の場合、例外として季節的業務及び臨時的事業で使用される者も健康保険の被保険者となる。
- 厚生年金保険の被保険者についても同様。
エについて(正)
- 正しい記述。法52条、昭26.12.3保文発5255号のとおり。
オについて(正)
- 被保険者と被保険者を使用する事業主は、保険料を2分の1ずつ負担。
- しかし、事業主は保険料を全額納付する義務がある。
- よって、被保険者から控除できない場合は、その分も負担する。
3.まとめ
受験者に寄り添った優しく、易しい問題の印象。
私も本番で正解していたが、ふりかえりをすることで枝葉の知識も「ふりかえり」が出来たように思える。
次回の記事は、引き続き以下にて。
- 択一式)健康保険法
健康保険法の択一式は、残り5問。今週中には完結を目標。
来週からは新しく届いた教材に着手させたい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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